このままでいいか

アニメとか,プログラミングとか,研究とか,思ったことをだらだらと書く感じで

ちょろっとアニメオントロジー!

こんにちは,tomabuです.

日々ほんのちょっとずつアニメオントロジーを作成しとります. でもコレが全く進まない(;o;)

なんで進まないかというと,そもそも「アニメ」の位置付けが(オントロジー的には)いまいちよくわからないってのがある気がします.

全ての事象のサブクラスが色々あって,その先のどこかのサブクラスとして「アニメ」が出てくるはずですが...どこや?ってのが正直な現状です.

言い換えると「アニメ」という概念の一つ上位の概念は何なのかがわからない状態なのです.

サブカル」でしょうか?「動画」でしょうか?それとも他の何かでしょうか?

う~ん,オントロジー難しい...

そんなわけで今回はほぼ進捗はありませんが,前回のエントリではアニメのオントロジーは全く出さなかったので,今回は自分のアニメオントロジーの始まりの部分をちょっとだけ説明したいと思います.

f:id:dbym4820:20161020135404p:plain

こんな感じで進めてます.

「アニメ」の概念を構成する「属性(Atrribute)」と「要素(Part)」が何なのかを思いつくまま連ねていきます.

「アニメ」には必ず「タイトル」が付くはずです. そしてそれが放送される「メディア」が確実に存在しますね.

アニメの長さは当然有限なのでその属性も考えられます.

ストーリー,つまり「内容」がなければアニメではないですね?

そして必ず「製作者」がいます.

「アニメ」のサブクラスとして「TVアニメ」や「アニメ映画」などがあります.

これらの違いは「どのメディアを用いているか?」の違いであると言う理由に収束できるはずです.

よって各「アニメのサブクラス」は,「アニメ」クラスの属性である「メディア」属性を特殊化した属性を持ち,それらの違いによって概念が峻別されるわけです.

まだまだこれから広げていく必要のあるものですが,「こんな感じの話ね,はいはい」くらいに思ってもらえれば幸いです.

かなりオブジェクト指向的考えを行っていますが,オントロジーOOPとの違いは,「概念の意味処理」を前提にした記述かどうかだと僕は考えています.

オブジェクト指向のクラス」にはある意味どんなものでも設計者の好きな形式で定義できます.

ですが,「オントロジーの(概念)クラス」にはある程度方針の決まった形式での記述を心がけるべきです.(※オントロジーでも書きたければなんでもどこにでも好きなものを書くことはできます.むしろOOPより自由な記述ができるかもしれません.)

これは「概念の意味処理」を行うために,ある程度統一された概念の定義が必要だからです.

もし「アニメ」の概念を完璧に定義し,その「面白さ」などについても計算機的に意味処理できれば,真の意味での「ユーザに適したアニメのレコメンド」ができるかもしれませんし,コンピュータがアニメのおもしろさを理解することもできるかもしれません.

可能背は無限大に思えます!

これはある意味,最近の機械学習的なAIへのアプローチと異なるクラシックな,でも新しいアプローチではないでしょうか.

「アニメオントロジー」. ありそうでまだ誰もやってないとしたら割と面白いんじゃないかな〜,って考えてます.

あ~,やっぱオントロジー難しい!!!(><;)