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このままでいっか

アニメとか,プログラミングとか,研究とか,思ったことそのまま書く感じで

僕とメタ学習と研究テーマ!第5回:疑問を持って幸せに!

はろー,最近徐々にお金がなくなってきたあぶです.

今回のエントリの後半では,少しだけ研究テーマの考察とアニメとか漫画の話を混ぜて書きたいと思います.

研究テーマとしては「疑問生成」や「疑問生成方略」なんかに着目して進めていくという流れくらいは決まっていて,現在特に重要視して議論しているのが「良い疑問とはなんぞや?」という点です.

「疑問」のこれまで

かの天才理論物理学者アインシュタインは次のような名言を残しています.

Learn from yesterday, live for today, hope for tomorrow.

The important thing is not to stop questioning.*1

By Albert Einstein


(過去に学び,現在のために生き,未来に希望を抱きなさい.
大事なのは疑問を持ち続けることです.)


また,古代ギリシアの天才と言われるソクラテスは,自分が知っていることなど世界のほんの少ししかない,ということを認識する無知の知が重要であることに気が付きました.

そしてそれを他人にも気付かせてあげようとの親切心で,あらゆるものに「なぜ?」とより深い理由・原理を求めるような疑問を繰り返す「問答法」を当時の有識者にぶつけて回ったと言われています. (その末路については触れませんが...笑)

はるか昔から,あらゆることに疑問を持つことの重要性が説かれてきたわけですね!

「疑問」の現在

いくつものWebサイトで,疑問を持つことは大事だといった趣旨の内容がまとめられています.本当にその通りですよね!いいこと言ってます.

ただ「学習・勉強をする」というコンテキストに置いて重要な

じゃあどんな疑問を持つのが良いのか

ということには触れられていないように感じます.

つまり,どんなにショボくてもいいからとにかく疑問を作る,という行為が有用なのかどうかが議論されていないわけです.

例えば,

上級プログラマを目指す初心者プログラマがいたとして*2

他人のコードを読んだ時に変数の名前が英語で定義されていたとします.

そのプログラマは英語が苦手でその変数の意味がわかりませんでした.

このとき生まれる英語の意味がわからないという疑問は「良い疑問」であると言えるでしょうか?

これはシチュエーションによって話が変わってくるものであり,明確に良い悪いを宣言することは難しいです.

では次の疑問と比較した時はどうでしょうか.

なぜこの言語ではこのような命名規則を用いているのだろうか.

明らかに後者の疑問のほうがメタレベルの,高次の話を題材としていて,プログラミング言語の理解促進にとって「良い疑問」であるように見えます.*3

このような「相対的に良い疑問」を意図的に作ることで,より効果的な学習が期待できるのではないでしょうか.

しかし「相対的に良い疑問」を生成するためには,その「相対的に良い疑問が何なのか」を自身で認識しておかなければなりません.それは非常に高度で難しい認知機能です.

できる人は案外多くないように思います.

良い疑問が何なのか,の判断の仕方を知らずに,学習を促進させる良い疑問の生成ができるようになるはずはありません.

ですがそれら疑問生成方略に関する研究は殆ど行われていないのが現状です.

アニメや漫画をより面白く!?

少し余談を.

先に宣言しておきますがここで書くことは100%ただの持論であり,異論は認めまくりです \(^o^)/

ということで保険もかけたので本題に入ります!

皆さんは,アニメを見るときや漫画・ラノベ・その他の本を読むとき,どんなことを考えながら作品を見ていますか?

「なんにも考えずに」見てる・読んでる,ってことも多いんじゃないでしょうか? ただただ心をぴょんぴょんさせたり,尊がったり,ブヒったり,萌えたりするだけ. 少なくとも僕は基本的にそんな感じの見方をしていますし,最高にアガる作品の消費の仕方の一つだと思います!

なのですがここでは,ときには少し高いところから作品を眺めてみるのもいいよね!って話をします.

ちょっと高いところから見る(?)アニメ

疑問を持ちながらアニメを見たりマンガやラノベを読むことで,新しい発見というか,新しい世界への入り口を開けるかもしれません.

具体的にどういうことかというと,例えば,

  • 明示されてはいないけど,この時の主人公の心のなかはどんな動きなんだろう?
  • このシーンで登場していないサブヒロインは今何をしていて,どんな気持ちでいるんだろう?
  • 作者はこの演出でどんな感情を表現したいのだろう?

なんかを考えながらアニメを見るのがそれです.

僕はこんな感じで見てます

僕は「冴えない彼女の育て方(以降,冴えカノ)」という作品がめちゃくちゃ大好きで,原作もアニメも漫画も,何周見なおしたかわからないレベルなのです.

その半分はただ見返してヒロインの加藤恵や霞ヶ丘詩羽やその他諸々に萌えるだけ!ただそれだけ!!!

もう半分は各シーンの裏で起こっているかもしれないことやモブたちの心情や丸戸先生の意図や心境なんかを考えたりしながら見ます.

幸いなことに冴えカノにはGS(Girls Side)というサイドストーリーという名の本編の続きがありまして,そこではナンバリング巻で起きていたイベントの裏事情が書かれています.

僕はちょうどそこに書かれているようなことも妄想しながら読むんです!

もちろんあんな感動展開は予想出来ていなくてGS無印もGS2も発売日に買ってその日に読みきって涙を流したのは言うまでもありません(_ _)

丸戸先生最高!まぁ,冴えカノ関連の話はいくらしても足りないので,今度別のエントリでします.

疑問をいだいた見方と作品への没入感

話は戻って僕と同じような「疑問を生みながら物語を消費する」というのは,特に作品のコアなファンの人たちはいつも意識せずとも考えていることかもしれませんねぇ(^^)

でもそこで考えたことを実際に言葉として表現している人達はどれくらいいるのでしょう?

いわゆる考察班や感想をブログに書く人はそんな人達ですよね.

「言葉に表す」という活動は自分の思考をまとめる活動を含んだとても高度な認知活動だといえます.

文字にするでも,誰かと話すでもいいのですが,アニメ鑑賞中に生まれた疑問を「言葉」としてアウトプットすることでさらなる考察や理解に繋がることは少なく無いでしょう.

演出家の意図に気付くなどの新しい発見が,そのアニメへの更なる愛に繋がるかもしれません!

また,仮に演出家の人が特に意識して作成したわけでなく,偶然生まれた解釈があったとしても,それは一つの完全な解釈であり,作品の面白さの一つとなるとおもいます.


もしかすると,疑問を持って自分なりに答えを探す,という認知活動の中に「なぜ僕たちはあんなにアニメや漫画を面白いと思うのか」の答えがあったりするのかも...

もし今までそこまで考えずに物語を消費してきたという人がいれば,脳をとろけさせるだけもいいですが,たまにはいろいろ考えながら鑑賞してみてはいかがでしょうか.

みんな既にやってるかもしれませんが...疑問を持つことでもっと楽しくアニメを鑑賞でしましょう!そして語りましょう!!!

まとめ

いろいろ話が飛んだりしましたが,言いたいことは「勉強するにしても趣味を楽しむにしても良い疑問を持ち続けようZE!」ってことです!

今後の研究方針としては,「良い疑問」というのが抽象的すぎて議論の拡散がハンパないので,「学習を深める」という意味で「良い疑問」とは何かを考えつつ,どうすれば疑問生成の促進や,良い疑問の生成方略獲得を支援ができるのかを考えていきます.




いつも良い疑問を持って幸せに生きたいです!


*1:出典:アインシュタインの名言・格言集

*2:上級プログラマや初心者プログラマが何かという議論は今はしません,すいません

*3:「良い疑問」という語には,暗に「相対的に」という意味が含まれるのかもしれませんね.